短編

□大嫌いのち大好き
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「ぎ、銀時なんて…大嫌いっ!」

「ちょ、高杉違うこれは誤解なんだ!」

「うっさいっ!…もう声さえ、聞きたくない」

「高杉…」

それを言った後、高杉は逃げるかのように走っていった。


実は最近こういうことがよくあった。

銀時のこのルックス、女の子にモテるのだ。しかし高杉と付き合っているなんて言えないので、みな銀時に近づいてくる、いわばアプローチしてくるのだ。

今までの高杉は許してくれていた。

しかし今回は熱狂的なのがいて、いきなり俺の首に唇を強く押し付けてきた、やめた瞬間その女がいきなり、

これは私と坂田くんの印♪

と意味不明な発言を言い始めたのでなんか言おうと思ったら、後ろから視線を感じ振り向いたら、


今にでも泣き出しそうな高杉がいた。

「たかっ…」

俺は高杉を呼ぼうとしたらいきなり女が俺の唇を塞いだ。

「!」

瞳孔開いて、高杉はそれを見ていた。

銀時はすぐにやめさせ、高杉に誤解だ、と言おうと後ろを振り向いた時には高杉の姿はなかった。









あの後走り回ったら廊下でやっと見つけることが出来た。



話かけようかと思ったら高杉がいきなり俺の顔…唇を見て、今にでも泣き出しそうな顔で俺に

「…そうだったんだな」

「…えぇ?」

銀時はつい間抜けた声で言ってしまった。…もしかしたら高杉勘違いしてる?

しかし次の発言で空気が変わった。

「ぎ、銀時なんて…大嫌いっ!」

「ちょ、高杉違うこれは誤解なんだ!」

「うっさいっ!…もう声さえ聞きたくない」

「…高杉」

俺は高杉を悲しませてしまったのか




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