アプリコット・コラーダ
□【プレゼントぷらす】
1ページ/5ページ
晴天………と、行かないまでも、
薄曇の空の下でのガーデンパーティー………
『これ、食べていい?』
『ダメよ、キラ。デザートは最後ですよ』
『このディップは?』
『このきゅうりにつけて食べるんだ!』
『ぱりぱりした歯ごたえがいいね。クラッカーでもいいかな?』
『ボリュームがありすぎて、サンドイッチにはもったいないぜ』
『ディアッカ…それじゃ、中身だけ俺によこせ!』
『そろそろデザートいただいてもいいかな?』
『そうね、アスラン………あら、キラ、何か?』
『う…うん………誰もいなかったら全部口の中にいれてしまえるのになって………』
『まぁ!』
『あ!でも、まわりについてる砂糖衣を吸い取って戻しておくから、全部は食べないよ』
『『………』』
カガリとラクスが用意してくれたパリジャンステーキとチーズのクロワッサン・サンドイッチ、
白い豆と焼きナスのハマス、イタリアン・ドーナッツはどれも美味しかった。
『さあさあみなさんw』
ラクスが手を叩いて注意を集めた。
『アスランへのプレゼントを披露いたしましよう』