大好きな君へ
□大好きな君へ
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永い時間歩き続け足の皮が剥けていました。
「痛いよ…」
泣き出すと滴の様に血が流れる。
暫くすると、少年の近くに馬車が一台停まりました。
「お前そこで何をしている」
王様が話しかけても、物事の知らないリリンは、泣いてばかりでした。
リリンは、恐怖からずっと心は成長をしないのです。
「仕方ない俺様の城にこい」
王子様が馬車から降りて、そのまま抱き抱えたまま馬車に乗せました。
「助けてやった礼はきちんとしろよ」
そっと抱き締めると動く馬車の中で、キスをしたのです
リリンは、そっと抱き締めながらキスを受け入れました。
「お前女か?」
涙目になりながらゆっくり首を横に振りました。
「しかしお前は、可愛い過ぎる。決めたお前を俺様の奴隷にする」
「‥‥」
リリンは、無言で静かに頷きました。
「お前の名前はなんて言うんだ」
「リリンです」
少しだけ安心したのか表情は明かるくなりました。
「良い名だな」
微笑みながら言うとそっと唇を舌でこじあけ口腔ないを探り始めます。
「んぁ‥っあ‥んん」
「城に帰ったら続きをするから覚悟しておけ」
「は‥い」