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□いや、あのさぁ
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「いや、だーかーら!花火しよーぜ!夏なら花火!」


「いいや男なら夏は海だろ!」



先程から繰り返される討論を聞き流しながら原田は、あちぃーと言いながら団扇で扇ぐ



「しんぱっつぁんは女目当てか、ただ筋肉を自慢したいだけだろ!」


「ばっ…か!ちげぇよ!泳いで島まで行くのが男ってもんだろ!」

「どこの島に行くんだよ!!」



真夏で暑いと言うのに先程から(一時間くらい前から)花火、海と言いあいしている新八と平助にある意味尊敬した眼差しで


「いや夏休みなんて長いんだから両方行ったら良いじゃねえか」



そう言うと二人はハッとした表情を浮かべ

「「確かに…」」



「はぁ…じゃあコレで、お前らの長い暑い言い争いも終わ「じゃあ海から行くぞ!」

「ええー!?花火からしようぜ!」


「海!」


「花火!」



また違う内容で言い争いを始める二人に原田は感服し溜め息をつく


「男なら黙って、海!」

「遊ぶなら花火!」



いや、あのさぁ

(それくらい譲りあえよ…)



結局海に行った、その日の夜に花火をしましたとさ、



fin


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季節外れですが書きかけの小説を掘り起こしてみました…



 

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