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□プリズムオペレッタ
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「はあああこれだから人使いの荒い鬼教師は困るんですよねー校長先生みたいな方を見習って欲しいものですよ」

はぁ、と如何にも態とらしく溜め息をつく沖田と二人のいつもならぬ雰囲気に怯える千鶴

「あのなぁ言っとくが雪村はウチのクラスの生徒だ、俺が雪村に何を頼もうが、てめぇが口を挟む必要なんざ無いだろう総司」

「関係大有りで、す、よ、せっかく放課後千鶴ちゃんと有意義な時間を過ごそうと思っているのに土方先生が毎日毎日千鶴ちゃんを雑用に使うから二人の時間が削られるじゃないですか」

「はっ…二人の時間を過ごすだの楽しむだのと、どうこう考える前に俺のテストで満点取れねぇ奴は雪村を待ってる間に勉強でもしてろ!満点取れたら考えてやるよ」

「ふーん…へぇ〜…言いましたね?じゃあ満点取ったら一週間禁煙ですからね!」

「ああ上等だ!」





(一くん!僕も一緒に勉強するよ)
(…いきなりどうした?まあ…いいだろう)
(ちょっと満点取らないといけない用が出来ちゃって)

(こうすれば総司も勉強するだろ?)
(わぁ凄い…でも土方先生…満点なんていくらなんでも…)
(まあアイツなら取れるだろ(…しかし一週間禁煙はキツいな…))




*****
千鶴を独占したい二人



 

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