We love soccer!ブック

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〜放課後〜



「よし部活だ!行こうぜ天音!」

『うん、でもその前にトイレに行きたいから先に行っててくれる?』

「そっか、わかった」

『あ、有人は一緒に来てくれないかな?まだ場所覚えきってなくて』

「あぁ、いいぞ」

「じゃあ後でな!行くぞ風丸、豪炎寺!」


円堂は走り出し、風丸と豪炎寺はそれを追いかけていった


「さて行くか、トイレに」

『それなんだけど、実は嘘なんだ。ちょっと有人と話したい事があったから』

「話?」

『名前聞いて思ったんだけど、有人ってもしかして鬼道財閥の御曹司?』


天音の言葉に鬼道はゴーグルの奥で目を見開いた


「そうだが、どうしてそれを知っている」

『私と同じだからね。[東雲財閥]を聞いた事あるでしょ?』

「それは義父さんが友好関係を持っている財閥…まさかお前は!?」

『そう、東雲財閥の跡取りだよ。最も今まで社交パーティーとかには出なかったから知らなくて当然だけど』

「そうだったのか…」

『有人は、守達に家柄で何か言われた事ある?』


尋ねられた有人は天音の顔を見た

その表情はどこか悲しみを帯びていた


「いや、そんな事は1度も無い。それに彼奴等はそんな奴等じゃない」


それを聞いた天音は表情を明るくした


『そっか、ごめんね変な事聞いちゃって。守達の所に行こっか!』

「あぁ」


2人は部室に向かっていった
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