影の申し子達(旧)
□属性
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「さあ、みんなで愛してやまないものを山に向かって叫ぶわよ!せーのっ!」
「買い物ーッ!!」
「ハトーッ!!」
「冬美ーッ!!」
「…ゲーム?」
「Seven Houseです!!」
「ロードローラーッ!!」
「…何、この始まり方。」
―第八話・属性―
ロードローラーで叫んだりしてたらSeven Houseに到着!
私達はロードローラーを降りた。
「それでは、ロードローラーを車庫に入れてきますので。」
「またね〜。」
みくみ君を見送ったあと、私達は階段を上ろうとした。
「…もう登っても大丈夫だよな?」
そう言って鳩乃優は階段を上がろうとする、が。
「ストップです!!」
「うおぉいっ!!」
雪菜に止められた。
「な、何だよ…。」
「3段飛ばしで跳ねていって下さい♪」
それかなり辛いよ!?1段の幅広いよ!?てか何故、3段飛ばしで跳ねていく!?
…ん?あれ、なんか聞いたことあるフレーズだな…って!
「サンド●ヨンかよ!!」
「あら、わかってしまいましたか〜…。」
わかりにくかったけど!!多分わかった人、誰もいないよ!!
「…じゃあ、普通に上がってもいいのか?」
「…はい。」
雪菜がつまらなさそうな顔してそう言った。
ここで冗談はやめてくれ!
そんなこんなでさっきみたいなことはなく、無事、城に入れました。
そして3階へ。
自分の部屋の前で、
「お兄、お疲れ!もう置いていいよ。」
こういうときお兄使える♪…酷いって言うな!
あ、そこのお兄さん!今、私みたいな妹いなくて良かった、って思ったでしょ!?
「冬美…。」
「何?」
「…声、出てるよ?」
「あ…。」
ヤバいヤバいヤバい!!絶対お兄傷付いた!
南野弧羽瀬、それは簡単に傷付く男なのです。
誰に言ってんだこれ!?
「…あ、お兄、これはお兄に買ったやつだから…。」
お兄が置いた4つの紙袋のうち、1つをお兄に渡した。
これなら…。
「………………ありがとーっ!!」
「ちょっ…離れてよ!!」
…忘れた、かな。
それならよし!この際抱きつかれたことは何も言わない!
南野弧羽瀬、それは簡単に立ち直る男なのです。
…また誰に言ってんだ。
「それでは、着替えて、一通り整理出来たら管理室に来て下さい。」
雪菜にそう言われ、私達3人は各自の部屋へ。