S.SHORT

□おーい、今は授業中だぞ発情期共が
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「えー、だからな、こいつは…」

授業中だがあの馬鹿の話はスルーだ。



…どうするべきか。
ミツバになんて手紙書けばいいんだ。


放課後何処か行こうぜ



…単調すぎる。
だかこれしか思いつかねえ。


「んであるからしてー、リトは…」

「先生ー。教科書の後ろにジャンプが見えてまーす。しかもアレじゃないですか、あの宇宙人の女の子の出てくる漫画じゃないですか」

「黙れ眼鏡。あのなぁ、この漫画は男の夢と希望が詰まってるんだ、お前達も読め」

「知るかああああああ!!一応アンタ高校の教師でしょーが!!!」


…このとおり、授業はあの先公のおかげでやらなくていいようだ。
よし、好都合だ。
これで集中してミツバに書く手紙を書ける。



…でも、何書きゃいいのか全然わからねェ…



書いては消し、消しては書くを繰り返す。



「せんせー」


悩んでると隣の席の総悟が手を挙げながら立ち上がった。



「隣の土方のヤローが姉上にラブレター書いてるんで殺す許可を下せェ」

「ああ?土方君、君まさかの発情期?いやー、ありえないわ。あ、コレ読む?」

「…テメーらああああ!!殺してやらああああ!!!」




離れた席のミツバが頬を染めてクスクスと笑ってるのが見えた。


ウブ、なんです
(あー…、放課後…どっか行かねぇか…?)(そーちゃんにバレないようにしないとね、十四朗さん、)(あ?)(好きですよ、そんな貴方が)


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