S.SHORT
□おーい、今は授業中だぞ発情期共が
1ページ/2ページ
「えー、だからな、こいつは…」
授業中だがあの馬鹿の話はスルーだ。
…どうするべきか。
ミツバになんて手紙書けばいいんだ。
放課後何処か行こうぜ
…単調すぎる。
だかこれしか思いつかねえ。
「んであるからしてー、リトは…」
「先生ー。教科書の後ろにジャンプが見えてまーす。しかもアレじゃないですか、あの宇宙人の女の子の出てくる漫画じゃないですか」
「黙れ眼鏡。あのなぁ、この漫画は男の夢と希望が詰まってるんだ、お前達も読め」
「知るかああああああ!!一応アンタ高校の教師でしょーが!!!」
…このとおり、授業はあの先公のおかげでやらなくていいようだ。
よし、好都合だ。
これで集中してミツバに書く手紙を書ける。
…でも、何書きゃいいのか全然わからねェ…
書いては消し、消しては書くを繰り返す。
「せんせー」
悩んでると隣の席の総悟が手を挙げながら立ち上がった。
「隣の土方のヤローが姉上にラブレター書いてるんで殺す許可を下せェ」
「ああ?土方君、君まさかの発情期?いやー、ありえないわ。あ、コレ読む?」
「…テメーらああああ!!殺してやらああああ!!!」
離れた席のミツバが頬を染めてクスクスと笑ってるのが見えた。
ウブ、なんです
(あー…、放課後…どっか行かねぇか…?)(そーちゃんにバレないようにしないとね、十四朗さん、)(あ?)(好きですよ、そんな貴方が)
.