S.SHORT
□結局いつもと変わらない
1ページ/1ページ
私は毎日駄菓子屋に酢昆布を買いに行くアル。
いつもとおりに駄菓子屋に行くと、
「おい、チャイナ」
「げっ、サディスティック」
会いたくないやつに会っちゃったネ。
せっかく酢昆布を買ってたっていうのにヨ。
「まーた酢昆布かよ。テメー、酢昆布星の王女ですかィ?」
「私がなに買ってなに食べようと私の勝手アル。サドには関係無いネ」
そう言って、サドは冷蔵庫からアイスを二本取り出す。
「おばちゃん、これくれ」
「はいはい。180円ね。」
「んじゃこれ、」
180円って言われてるのに一万円札をだすサド野郎。
酷いネ、おつり8000円くらいになるアル。駄菓子屋にそんな札あると思うなヨ。
あれ、9000円か?
涼しい顔して駄菓子屋から出てくあいつを横目に私も酢昆布をおばちゃんに渡す。
酢昆布を食べながら店の外に出ると、サド野郎がアイスを私に投げた。
「あげまさァ」
「………返せって言われても返さないアルヨ?」
私は酢昆布をポケットにしまい、アイスを頬張る。
「別にいいですぜ、今度こきつかってやりますから」
この後はもちろんバトルスタート!
((奢ってやったんだから一日付き合え、って言いたかったのに何やってんだ俺ァ))