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□拍手log
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「ねー…、眠いよー…」
私達はもうすぐテスト。
でもまったく勉強に興味がない私は問題がちんぷんかんぷんで。
仕方ないから彼氏の獄寺に教えてもらってます。
「ちゃんと勉強しろ。補習受けたいのかお前は」
眼鏡かけて髪縛って勉強モード満々な獄寺。
うわー、やる気ですね。
「もうなんでもいい!!勉強やだ!!」
「やれ!!」
「嫌だ!!やってもいいことない!!」
なぜか黙り始めた獄寺。
え、なんで?
…そう思ってたら急に頭をぐしゃ、っと撫でられた。
「…頑張ったら、なんか褒美やっから」
ぷい、っと顔を背けながら私に言う獄寺。
微妙に顔が赤くなってるの、バレバレだけどね。
「…なんでも?」
「なんでも」
私はこのあと、頑張って順位を10番くらいあげた。
あんまし上がってないけど、上がったことに変わらないから
獄寺からご褒美貰うの!
「獄寺!頑張って順位上げたからご褒美ちょーだい!!」
「…なにがいーんだ?」
私は息を吸い込み一言。
「キスして!!」
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