V

□すきゃんだる
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「何かスキャンダルが欲しいのよ!」






副会「貴女は昼間のおば様かなんかですか」

「あら、別に年老いた女性でなくともスキャンダルは欲しがるものよ?」

副会「あなたの言うスキャンダルが生徒会(っていうかあたし)に被害がかからないものならお手伝いしましょう」

「残念。学園内のスキャンダルは教諭と生徒会で成り立っているっていうのに…!」

副会「(迷惑…)はぁ、そうですか」

「まぁ、自覚がないところがいいんだけれど…」

副会「はい?」

「貴女達は万人受けする自分の容姿を熟知しなさい!」

副会「いや、どこからどう見ても平凡でしょうが……」

「無 自 覚 !!」

副会「(怖いんだけど)」

「ここまで焦らされると色々困るんですけど……」

副会「何がですか」

「貴女達はいつになったら恋愛…あちら系の噂が流れるの!?」

副会「(知らないって)」

「風紀委員長ともただの友人ですって!?」

副会「あー、そうですね」

「キーッ!」

副会「ついに発狂かぁ……

「何か?」

副会「いえ、なにも?」

「九条教諭とも仲睦まじいのに…貴女達の中の1人ぐらいくっついてもよくなくて!?」

副会「いやぁ…。(ないない、絶対無い。少なくとも九条はないだろ)」

「教諭と生徒のめくるめく禁断のラブロマンス!」

副会「(この人の脳の中を見て見たいような見たくないような…)はぁ、」

「藤ヶ谷教諭を捨てがたいのですけど……」

副会「そうですか(あたし的には高九のほうがいry)」

「噂では生徒会長と兄妹って話ですし…黒崎さんは大学部にお兄様がいるらしいですし…」

副会「どこまで視野を広げるつもりですか」

「まぁ!姉妹校まで私の視野はすでに広がっておりますけれど?」

副会「あぁ…」

「姉妹校の高等部生徒会とも仲良いなんておいしすぎますわよ!」

副会「(しらねー…)」

「藤堂学園…あぁ、神永さんの弟君が通っていますし!」

副会「(聞いたか皆、皆の個人情報は絶賛流出中だよー)」

「谷野さんは中等部に妹君が在学…」

副会「はぁ」

「今のところ学園、姉妹校に兄弟がいらっしゃらないのは村瀬さんと、萱元さん。貴女達だけのようね!」

副会「(なんの関係があるんだろ)」

「とりあえず私は貴女達がいつ、だれと、どのようにくっつくのか見てたいのです!」

副会「兄弟関係ないとおもいますが…」

「ありまくりですわ!」

副会「そうですかー…」

「心底興味のなさそうな顔ね……」

副会「まぁ、あまり興味があるとはいいがた「だからよ!」はぁ?」

「だから誰ともくっつかないのですわ!ええい!面倒です!こちらからアクションをしかけにいきますわ!」

副会「…は?」




部長さんの頭の中は年がら年中ナイトフィーバー(※しかし夜とは限らない)

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