V

□イジメ
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どんな場所でも虐めはある。
それを見ないで育った人間は、傲慢だ。






「くすくす…」


僕の持ち物の有様を見て笑う人間なんていらないと思う瞬間。





書「御用だ御用だー!!!」



崇拝されている生徒会の人がクラスに乗り込んできたときはびっくりした


会A「このクラスで虐めがあると聞いて、」


にっこりと笑うえっと…会計の人
谷野先輩?ははっきりいって怖かった
驚いた顔と真っ青に染めている表情をするクラスメイトは…まぁ、異様な…。




クラスメイトを掻き分けて黒崎先輩が僕のそばへやってきた。
…先輩は時代劇にでもはまってるのかな…。


書「あーぁ、立派な虐めだねー。大丈夫?」

「あ、はい……」

書「いじめっ子のお世話は女王様にお任せして、一旦避難しよーか?」

「ひなん?」

書「そーお、非難。」

「な、なんで?ですか…」

書「んー、この学園で失態を犯した生徒へのおもーい罰?」

「罰って…」

書「まぁ、地獄を見たくないならとりあえずついてきたほうがいいよ」

「はい・」



地獄ってなんだろ…。
気になるけど…、僕らが教室から出た瞬間に悲鳴が聞こえたので気にしないことにする。



「風紀いいんしつ?」

書「普通は風紀の仕事だからねー」

「じ、じゃあなんで?」

書「手羽先く…風紀委員長がなきついt…忙しいから代理でねー」



手羽先とか、泣きついてとか聞こえたけどもうそこは無視しようと思う。



書「つれてきたよー!」

会B「んー、うっわ。制服ボロボロじゃん。こっちに着替えて」

「え、いいです…」

書「なんで?」

「どうせ、また汚れるし…」

会B「あー」

書「大丈夫だよー。君はもう苛められないから」

「え、え_?」

書「ウチの女王様怒ると怖いから…」

会B「ストッパー送ったけど、大丈夫かな」

書「いやー、教室出た瞬間にすっごい悲鳴だったから遅いかも?」

会B「そーか。まぁ、これで君は今日から苛められない」

書「もっと早く被害届けだしてくれたらよかったのにー!」

「あ、すいませ、ん…?」

庶「教科書とかもってきたよー」

会B「遅いし」

庶「体操服が遅かったんだよ」

書「まぁ来たからよしとしよう。はいこれ、新しいのね」

「…なにもそこまで…」

庶「こらっ!」

会B「ばか理乃!」

庶「いたっ!」

書「今のは自業自得だって。君はねー、永鸞の中等部の生徒だから、私たちの監視下なわけで」

会B「虐めは見過ごせないし」

庶「いじめっ子を退学に追いやる権限ももってるわけだし」

書「とりあえず君はおとなしく生徒会にしたがっとけば大丈夫なのだ!」

「はぁ…」

庶「そのわりに対応は遅かったけどね」

会B「しょうがないだろ。風紀とか生徒会が様子みにいくけどうまいこと隠れてんだし」

書「対応が遅れてごめんねー」

「………。」

書「ん?怒ってる?」

「いえ…」

書「そっか」




よく、生徒会を崇拝してる人の気が知れなかったけれど
まぁ、ちょっとは理解できたような・・・。


とりあえず、生徒会親衛隊に入ろうと思う。


「ありがと…ございます」


書「いえいえー」
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