Ⅲ
□こんなこともあるんです。
2ﾍﾟｰｼﾞ/2ﾍﾟｰｼﾞ
会B「今日何通あった？俺はないけど」
庶「なし」
副会「なし」
書「なし」
会A「5通」
会長「10通」
書「多っ！？」
嫌がらせ、脅迫、果たし状。満載です。
会長「あほだろ。果たし状とかあほだろ」
副会「内容どんなの」
庶「っていうか考えが古くない？」
会B「それお前がいえたことじゃないから」
会A「裏庭にこいってなんだろうね」
書「うち、裏庭っていうか、庭園じゃね…」
副会「これ貰ったときどうしてんの？」
会A「捨てるよー」
会長「前にこれ見よがしに燃やしてやったらブーイングの嵐が…」
会A「やっぱりあそこで中身を確認しなかったからかな」
会長「どうだろ」
書「あ、あの高笑いのときか」
庶「高笑い？」
書「あれはまだ生徒会にはいってまもないころ……」
庶「間もない頃？」
書「ごめん、忘れた！」
庶「え！ちょ、気になる！！誰か教えてー！」
副会「ごめん、そのとこ見てない」
会B「同じく」
庶「当事者！」
会A「理乃に当事者っていう言葉があったなんて」
会長「そっちのほうにおどろきだよ」
庶「うるさい！いいから教えて！！」
会A「えー、茉が笑顔で手紙を燃やしたとこしか覚えてない」
会長「女王が相手の胸倉を掴んでるところしか…」
庶「結構覚えてるじゃん！？」
会A「っていうか今ナチュラルに女王っていったね」
会長「ほら、あだ名あだ名」
会A「やなあだ名だなぁ」
書「ねー、おなかすいた。」
副会「そろそろ夕食の時間がはじまるねー」
会B「じゃあさっさと行こう」
庶「誰か教えろ！！！！」
皆知ってるし覚えてるけど言わない。