★Real HOSU sanctuary★
□First time
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この気持ちを悟られちゃいけない。
お前の心が手に入らなくても…傍にいたいんだ。
「ユノ、新曲の振り付けやってみないか?」
「え!いいんですか?」
「もうセルフプロデュースしてもいいだろ?ジュンスあたりと相談してやってみろ」
「はい、がんばります!」
次の新曲は結構なダンスナンバーで、自分のソロが増えるだろう期待はあったけど、
まさか自分で振り付けできるなんて思っていなかった。
早速ジュンスを探す。
事情を話すと、ジュンスも大喜びで飛び付いてきた。
善は急げとばかりに、早速、頭を寄せ合って、新曲を聴きながら2人でダンスイメージを作っていく。
俺に遠慮してるのか、ジュンスは自分の提案を怖ず怖ずと話した。
「どうした?遠慮せずに言えよ」
「え?遠慮なんかしてないよ。ただ…ユノ兄の振り付けで踊るの、楽しみだなって。僕、ユノ
兄のダンス…大好きだもん」
そう言って上目遣いで俺を見上げ、そっと腕に触れた。
その表情に…触れられた腕の感触に心臓を掴まれる。
(そんな目で見るなよ…俺の視線は、お前を弟として見れてるか?絶対に悟られちゃいけない。お前は………メンバーで弟だ)