★Real HOSU sanctuary★
□Feverish dream
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今日からユノ兄はロケで1週間も宿舎に戻らない。
たった1週間と笑われるかもしれないけど、僕にとっては一大事だ。
あの顔も声も指も匂いも肌も髪もすべて1週間触れられない、触れてもらえない…
「じゃあな、ユノ頑張って来いよ」
「ユノ兄、体に気をつけてくださいね」
「ユノ兄、頑張りすぎて怪我しないようにね」
「ああ、みんなありがと。悪いな、こんな時間から起きて見送ってくれるなんて」
「仕方ないだろ?絶対に見送ると思ってた誰かさんが拗ねて出てこないんじゃ、ユノが1人寂しく出かけなきゃいけないし(笑)」
「うん…」
ジュンスの部屋のドアを見ても、そこは開く気配がない。
諦めて玄関に向かう。
すると、ジェジュンが小声で耳打ちしてきた。
「エレベーターホールで5分だけ待ってて。絶対連れてくから」
「ジェジュン…」
「このままじゃ、安心して出かけられないだろ?」
「うん、多分この1週間迷惑かけると思うけど頼むな?」
「大丈夫だよ。子供の守りくらいできるさ」
「ん、じゃ…」