★Real HOSU sanctuary★

□Content you if…?
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僕たちは、毎日のように別室で時間を共有している。 




深く愛し合うこともあれば、たわいのない話をするだけの日もあった。




たまには朝まで過ごし、翌日の仕事に影響しそうなら宿舎に帰っていた。




付き合い始めたころに比べたら、随分と肩の力を抜いてお互いの気持ちを言えるようにもなってきた。




ずっとこんな日が続くと思っていたのに。




僕は心の中の小さな棘を抜かずにいたために、大きな傷にしてしまうことになる。








「ねぇ、ユノ兄、今日はどうする?」




返事はわかっているのに、僕は毎日(別室へ行く?)と質問する。




それは(はやく2人になりたい)という僕なりの告白。




「今日はドラマの打ち上げがあるから少し遅くなるけど、なんとか今日中に行くから待ってて」




そう言って、ユノ兄から頬にキスが届いた。








早めに仕事が終わった僕は、先に別室へ来ていた。




ユノ兄が来るまでにはまだしばらく時間があったけど、ここでユノ兄を想いながらユノ兄を待つ時間が好きだった。




ここにはユノ兄と僕、2人だけの匂いと温度しかない。
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