★Real HOSU sanctuary★
□A sparkling firework
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「コンビニ行くけど、なんか買ってくるものある?」
そう声をかけると、口々に遠慮ない声が返ってくる。
「俺、なんか酒のつまみ買ってきて。あと鍛高譚のボトル」
「僕は1.5リットルのコーラとポテチのコンソメとバーベキュー味。あとからあげくんをお願いします」
「あ〜俺はシャンプー。コンビニってデカいボトルってあったっけ?あったらそれ〜」
ジェジュ兄は焼酎とおつまみ。
チャンミンはポテチとコーラとからあげくん。
ユチョンはシャンプー。
…そんなに持てるわけないじゃん。
そう文句を言おうとしたら、背後からユノ兄の優しい声が降ってきた。
「俺も行くよ」
「お!久しぶりのコンビニデート?」
ユノ兄の申し出をジェジュ兄が茶化す。
「コンビニ行くくらい構わないだろ?(笑)」
そう言いながらユノ兄は僕の頭をぽんぽんと撫でた。
今は2人で外を歩く事なんて全くというほどなくて、コンビニに行くだけでも嬉しい。
スエット姿のユノ兄は(着替えてくる)と部屋に戻った。
先に玄関でスニーカーを履いていると、着替えたユノ兄が背後から驚いたように声を上げた。
「そのスニーカー…」
「え、なに?スニーカーがどうかしたの?」
「いや、うん、ちょっと待ってて」
ユノ兄はそう言うと、再び部屋に戻ってしまった。