★Real HOSU sanctuary★

□In a fit of jealousy
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軽い言い争いをしたせいか、次の日も俺たちはぎこちなく過ごした。



カメラマンは相変わらずジュンスにちょっかいを出し、ベタベタとその身体を触る。



それにも腹が立ったが、ヘラヘラと愛想笑いをするジュンスが気に入らなかった。



ジュンスは人と争うことを嫌う。



わかっていたが、毅然とした態度をとってほしかった。



何よりも、お前がいいようにからかわれて真っ赤になっているのを見て、俺が傷ついているのを解ってほしかった。



どうして一言が言えない?



恋人がいるからやめてくれ…と。



ジュンスのあやふやな態度に俺も意地になり、お互い話しかけることもなく撮影は進んでいった。



何日経ってもジュンスは俺を避け続け、とりつくしまもない。



そして、テレビやライブなどファンの前以外では俺とのペアリングを右手の薬指にはめるようになっていたジュンスが、
今日はついに指輪をはめていなかった。



無理矢理その肩を掴み、振り向かせると、ジュンスがビクっと震える。



「ジュンス、謝るから顔を見せてくれ」



素直にとは言えなかったが、一応俺から折れた。



それなのにジュンスは一瞬俺を見つめ、眉間に皺を寄せ、背中を向けて行ってしまった。



「ジュンス!お前、いい加減にしろよっ!」



その背中に叫ぶ。



怒りでその場から動けず、立ち尽くしているとジェジュンに肩を叩かれた。



「もっと優しく言わないとダメだろ?」



そう言ったジェジュンまで辛そうな表情をして、ジュンスの後を追って行った。



(なんなんだよ、一体!?)
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