Singing voice
□6.託された願い…
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暗闇の中で
彼女は何を思って
歌ったのだろう…
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美冬とテンテンが美冬の操演舞歌でネジたちのもとに駆け付けたときもう決着はついていた。
「凪・・・さん・・・いえ、風蘭・・・」
美冬と初めて出会った、否再会した演習場に彼女…風蘭は倒れていた。
それを取り囲むネジ、リー、ヒナタ、そしてガイやカカシがいた。
美冬はテンテンから降りてゆっくりと風蘭に近寄る。
カカシがリーとテンテンに耳打ちしてネジと美冬、ヒナタ以外は遠ざかった。
「・・・風蘭・・・」
「…臓器のほとんどが出血していて失明もしている。それに…どちらにせよこいつは…」
どちらにしろ里に捕まれば処刑、とネジはいいたかったのだろう。
それを察した美冬は頷いた。
そして強い瞳で風蘭に眼を向けると気配でわかったのか風蘭は話し出す。
「…今なら、殺すチャンスよ…?尋問でも何でもしなさいよ…美冬」
その言葉に美冬は首を振った。
「尋問まではしない。でも教えて」
「・・・?」
「ナギサキは…本当にあたしとネジを殺すことが目的なの?」
その言葉に風蘭は首を振る。
「違うわ…ナギサキさんの最終目標は…
日向一族の滅亡よ」