桜の記憶
□お買い物♪
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お買い物♪
あれから、俺と黒崎は歓迎会の材料を買いに高校の近くにあるスーパーに来た。俺は、スーパーの中を歩きながら、籠に入れた物を確認していく。
「卵、小麦粉、それとパン粉……。マヨネーズは、この前買った奴がおきっぱだらかいいとして。あ、黒崎。ちょっと野菜コーナー行って、ジャガイモ持ってきてくれ。あ、あと、カレーとシチューどっちが好き？」
「カレー」
「なら、ケチャップとソース追加」
「カレーにケチャップとソースを入れるのか!?」
驚いたような声を上げる黒崎の前で、俺はチッチッと指を振る。
「前テレビでやってた。うまいって人気なんだぜ。と、いうことで３つよろしく。俺は、ルー売り場にいるから」
俺は野菜コーナーの方に向かう黒崎を見送ると、ルー売り場に足を向けた。