砂漠の文
□仕事人パロ1(執筆中)
2ページ/4ページ
奥の静かな一部屋。クロコダイルはそこで、仕事人について詳しく話を聞いた。
「…つまり、お前らは裏の反政府側から任命された始末屋で、金をもらって、政府側の悪人を殺すのが仕事ってことか。」
「あぁ…今のメンバーはおれと麦わら、それにクロコの旦那、あんただけだ。」
キッドが説明を終えると、クロコダイルはさらに眉を寄せた。
「となると、狙うのはお上や貴族になるな。三人じゃ無理だろ。」
「あぁ…だからあと二人はほしいと思っている。」
誰かいい人材を知らないか?と尋ねるキッド。クロコダイルはしばらく考えてから紙と筆を頼んだ。そして渡されたそれに、ある一名についての情報を書きこみ、それを渡した。
「…これは?」
「最近ここらを騒がせている通り魔の素性と出現場所だ。情報やうわさから考えて、暗殺の腕はかなりのモンと言っていい。」
クロコダイルが説明する。ルフィはそれを覗き込んで驚いた。
「トラファルガー・ロー…って…」
「町はずれ長屋にいる細工師じゃねぇか…あいつが…っていうかそんな岡っ引も知らない情報どっから…;」
キッドの問いに、クロコダイルはフッと笑みを浮かべた。
「これでも元忍者でな。情報集めに関しては自信がある。その手の情報は男娼やってりゃいやでも入るしな。」
「…あんたすごい経歴だな;どうやって接触したんだ、麦わら…?」
「道であった!」
簡潔にこたえるルフィにうなだれつつ、キッドは紙を持ってうなずいた。
「よし…こいつはおれと麦わらが引き入れる。あと一人だが…」
「おれに任せろ。一人…使える男がいるんでな。」
クロコダイルも立ち上がった。今夜、また三つの影が動く。
.