氷原の雪姫

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『んじゃ今日もこっちで寝るから。』




「「おやすみー」」




最近忙しくて十番隊の隊舎に帰ってない



しかも昼は十番隊、夜は桜月隊という超ハードスケジュール




そのせいか私は布団に入ると一瞬で寝てしまった




















「どう?」



「熟睡状態だと15000。
普通の副隊長レベルなら跡形もなく吹き飛びますね間違いなく。」




「私達でも立っているのしんどいですわね。」



「もう起こした方がいいんじゃねぇか?」



「じゃあ緑花起こしてくる。」




「「「黙れ(りなさい)」」」




今、桃葵の寝室には桜月隊メンバーが勢ぞろいしていた



その訳は




「全く…………この霊圧はどっから湧き出てんのか;」



「隊長程の人が寝てる間に制御出来ないのはよっぽどですよ」


寝てる間に垂れ流してる霊圧




最近桃葵を十番隊に帰さないのはこのためだ





「じゃあ撫子頼んだわよ。」



「御意。どれに致します?」



「あの髪飾りでよくね?
桃葵いっつも付けてるし。」




「緑花知ってるよ。あれとーしろー君に貰ったんだって!」



「Σ何!?」




雷斗がパニックに陥る




「…………では術をかけます。」



撫子が髪飾りにふれると
霊圧が下がっていく





「これは一種の霊圧制御装置です。
最も普通の物とは抑えれる上限が違いますが…………」




「これで桃葵十番隊に帰せるな。」



「あんな狼のいる所に帰せますか!?」



「雷斗は桃葵の親父かよ;」





なにはともあれ
桃葵は無事に冬獅郎の元へ帰れたようです





















「てめえ今まで何処いたんだ!?」



「すみません!!」


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