氷原の雪姫

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次は三番隊か…………




『すみません!吉良副隊長いらっしゃいますか?




もう市丸隊長はいない前提




「あぁ…………桃葵君か…………」



痩せこけた吉良副隊長を見るとこっちまで胃が痛くなってくる



『これ十番隊からの書類です。』


「ありがとう…………市丸隊長に渡しとくよ。」




さりげなくさっき買った胃薬をあげると泣いて喜んでた






「あ、朽木さん。」


私の後ろから声をかけられた



『こんにちは東さん!』



いつもの金髪と金眼を黒に変えて伊達眼鏡をかけている東雷斗さん




『お久しぶりです♪』



「また、今度ゆっくりお話ししましょう♪」





私は三番隊から出て彼は入ろうとするから自然に一瞬すれ違う



『奴の動きは?』


「特に目立った動きはしていません。」

『そう。引き続き宜しく、』


「御意。」




ほとんど口を動かさず会話を終える






さて次は…………厄介だ




物凄く厄介だ





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