氷原の雪姫
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「桃葵、これ浮竹のとこまで頼む。」
『はーい!』
十三番隊への道すがら見知った赤髪に会った
『よっ、恋次!!』
「何だ天下の桜月隊隊長様がお使いか?」
『次ソレイッタラコロス。』
「ったくホントお前冗談通じねぇな;」
『悪かったですね頭の堅い女で!』
最初こそギクシャクしてたものの
もう私にはいつも通りの日常にすっかり戻っていた
一番頑固で長続きしていた恋次も今はこの通り
未だにそのネタでからかってくるのはどうかと思うけど
よっぽど私に抜かれたことが悔しいらしい
『白哉兄さんの他に越えなきゃいけない相手また一人増えたねー♪』
「うっせー。おっ、雛森!!」
恋次と同じ方向を見ると桃ちゃんがこっちに歩いてきた
『久しぶり桃ちゃn………。』
桃ちゃんは私の方を見ることなくそのまま反対方向へ歩いていってしまった
「なんだアイツ?」
『私なんかしちゃったかなぁ………。』
ただ例外もいる
桃ちゃんは最近全く私を見なくなってしまった
『あっ、そういや恋次!』
「何だ?」
『私、ルキアシックなんだけど!』
「はぁ?」
『最近メールしても返事来ないし
電話しても留守電だし………。
何かあったのかな?』
「………伝令神機充電忘れてるんじゃないか?」
『アハハ、ルキアらしいね(笑)』
恋次も浮竹隊長に用があるらしく一緒に十三番隊へ
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