氷原の雪姫

□28
3ページ/10ページ









「………朽木………桃葵!!」






それはここに来てから
会う死神全てに言われた名前



















「なぁ、夜一。」





一護は卍解の練習中に夜一に聞いた






「なんじゃ?」






『「朽木桃葵」って知ってるか?』







その名を聞くと夜一は猫目を丸く見開いた






「お主アヤツに会ったのかっ!?」





「いや、色んな奴に気をつけろ、って言われて………。」








「だろうな。
もし出会ってたら貴様が生きてるはずがない。」






「『朽木』ってことはルキアやあの死神の親戚か?」







「………『朽木桃葵』。
朽木家の次女だ。」





「………次女?」






「ルキアや白哉坊の妹だ。」







妹、と言われルキアとの会話を思い出す







「ルキアが言ってた。

十番隊三席に自慢の妹がいるって………。」






「ルキアが現世に行ってから公表された。

対虚退治の特別部隊『桜月隊』の隊長でもある。
零番隊の若い連中を集めたエキスパートだ。」







「ちょっと待て!
そいつルキアの妹ってことはルキアより小さいって事だろ!?」






「驚くこともないであろう。

隊長格最年少は草鹿やちるだし、隊長にも桃葵と同い年がもう一人いるしな。」






「そいつ、強いのか?」


















「会ったら絶対に逃げろ。」




「Σっ!?」




「儂でさえ逃げ切れるかは保証しきれん。

だが生き残れる可能性はまだ高い。」







「でも俺には卍解が「奴の戦闘力は未知数だ。

いくら卍解でもお前ごときでは歯がたたん。」






「そっ、そうだ!

そいつルキアの妹なんだろっ!?
だったら「現時点でこちらに接触してこないとなれば
間違いなく向こうに共闘の意志は無い。

だとしたらルキアを罪人にしたお前をさぞかし恨んでおるだろうな。」






















「絶対に朽木桃葵と戦うな。」








次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ