氷原の雪姫

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卍解の練習を初めて10日後…。




「明日はAクラスと一緒に現世で魂葬の練習をする!

主に特Aクラスが魂葬しAクラスはそのサポートだ。

六回生と一緒に行くから礼儀正しくしろよ!」











現世か…。



私はまだ現世が恐い


もちろんルキアの傷は完治しているが虚への恐怖が頭に残っている









「どうした桃葵??」




「顔色悪いよ?」





冬獅郎と揚羽が心配してくれる




『ううん!何でも無いよ♪』



「そう?」






揚羽は自分の席に戻る





きっと本当の事言ったら二人はもっと心配しちゃうだろうから…。











「…。」















―昼休み





「お前、現世で何かあったのか?」





いきなり冬獅郎が聞いてきた




『えっ!?』




「顔に出てるぞ。」




『…前、虚に襲われたんだ…。』




私は正直に話した



「大丈夫だったのか!?」




『ルキア…私を拾ってくれた人が助けてくれたの。
でも、その人が私を庇って倒れちゃって…。


結局、死神になれたから助かったんだけどね♪』





冬獅郎に最後まで話した






「大変だったんだな…。」





『だから今もちょっと恐いんだ…。』






私は溜め息を洩らす






「俺が…………。」










『へっ!?』


















「今度は俺が守ってやる…。」















その時の冬獅郎は何時もより
大きく見えて















何時もよりもカッコよかった…。














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