氷原の雪姫

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「まず三人一組になって
魂葬の練習だ。」





六回生の指示で一回生は三人ずつ組んでいく




もちろん私は冬獅郎、揚羽と一緒




「一番多く魂葬しよう!」




『オーッ!ほら、冬獅郎も♪』



「…。」



相変わらずノリが悪いな




私達は南地点で魂葬を始める















数分後―





「なんか面白くないわね;」



十人ぐらい魂葬したところで
揚羽が愚痴を洩らす




『そろそろ時間だし帰ろっか??』



私は二人に聞いてみる




「そうね♪」



「そうだな…。」







私達は集合場所へもどる





どうやら私達が最後だったみたいだ





「ではソウルソサエティに帰るぞ!」


六回生が一回生に声をかけた時…。














ビクッ






「桃葵どうした?
顔が真っ青だぞ!」



「朽木、しんどいのか??」














この感じ…。






あの時と全く同じだ…。














『…虚…。』





「??」






『虚の気配がする…。』






「虚??そんな気配しねぇぞ。」




「何かの間違いじゃないのか?」



六回生が私に聞いてくる















『すぐ近くにいっぱい居る!!』




私が叫んだ途端…















ドンッ!














「「キャーッ!!!」」




一回生の悲鳴が上がる







私の足元には同級生が倒れている







そして目の前には…
















虚が立っていた…。
















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