氷原の雪姫

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虚…。




前、見たのより大きい…。







「くそっ!気配なんてしなかったぞ!


こちら六回生!!現世実習中に虚出現!
一回生が一人負傷!

応援をお願いします!」



通信機に向かって叫ぶ六回生






「全員、ソウルソサエティに帰れ!
こいつは俺が足止め…。」















ザッ













もう一体現れた虚に襲われる







「チッ、クショウ…。
ほらお前らも逃げろ!」









六回生が私と冬獅郎に叫ぶ














私達は斬魄刀を抜いた










『清流に流れよ、水蓮!!』







「霜天に坐せ、氷輪丸!」






「雷雲を舞え、黒蝶!!」







私達は斬魄刀を解放する






ザッ








三体の虚が昇華する






『上級生の命令を無視してしまいすみません!』







「でも、一人より四人の方が早いと思うんで!」




私と揚羽が六回生に言う






「お前ら…。」






『まだまだ来ますよ!』

















次から次へと虚が現れる



「クソッ!どうなってんだ!?」

冬獅郎が叫ぶ



「まるで現世の虚達がここに集まって来てるみたいだ…。」







『私もそんな気がします…。』




近くにいた虚を斬ったとき















ウォーッ!






「虚達が空に向かって祈っている…。」





「!
まさか!?」






空にヒビが入り中から
今までと比べ物にならない大きさの虚が出てくる







『大虚…。』




「本でしか見たことねぇな…。
お前ら、ここは一先ず逃げるぞ!」



六回生が私達を誘導する















足が…動かない…。


さっきの戦いで捻挫したようだ




「大丈夫か!?」




冬獅郎が私の方に振り向く




『!?』





大虚の口が光っている


















あれはセロ…。





ヤバイと思うけど体が動かない














セロが発射される
















ザッ!!














痛くない…。






『冬獅郎!?』
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