氷原の雪姫
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屋敷の外へ出ると
雲一つ無い快晴で日差しが眩しい
「先ずはあっちから案内するからついてこい!」
えっ…。ルキアが消えた!?
辺りを見回してもルキアは居ない
何処に行ったの!?
私はパニックになって走って
角を曲がろうと…
ボフッ!
何かにぶつかって後ろに倒れしりもちをついてしまった
『いたたたた…。』
「おっおい大丈夫かよ!?」
『すっスミマセン…。
…………って出た〜!!』
昼間なのにおっお化けが!!
「すまない、桃葵が瞬歩使えないのを忘れていた;」
『ルキアー!お化けが!!』
「誰がお化けだ!?」
「なんだ恋次じゃないか!」
「ルキア!」
「お前、お化けに間違われてるぞ(笑)」
「うっうるせぇ!」
よく見るとお化けも死魄装を着ている…。
って事は…。
「こいつは私の幼なじみの恋次で
六番隊の副隊長だ。
変なのは顔と眉毛だけだから安心しろ。」
「これはイレズミだ!眉毛じゃねぇ!!
俺は阿散井恋次、宜しくな!」
『桃葵です。こちらこそ宜しくお願いします!』
「そういえばお前、あんまり見ない顔だな…。」
「森の奥で倒れていて
今、記憶喪失で何も覚えていないから朽木家で預かっておるのだ!」
「朽木隊長が良いって言ったのか!?」
「兄様が暫く居ろとおっしゃったのだ。」
「あっあの朽木隊長が…。」
『ルキア、白哉さんって恐い人なのか??』
「厳しいだけだ。まぁ、四大貴族朽木家の当主としては当たり前だがな…。」
『貴族〜!?』
「おっ。言ってなかったか??」
『初耳です;』
「まぁ、兄様が居ていいとおっしゃったのだから何も心配しなくてよいぞ♪
恋次、お前今日は任務じゃなかったか??」
「緊急隊長会議で今日は中止だってさ♪」
「ならばソウルソサエティ観光ツアーに付き合え!」
「観光ツアー!?」
こうして赤髪の死神恋次も加わり
色々なお店を巡った
しばらくして大きな屋敷の前にたどり着いた
「桃葵、腹は減ってないか??」
『かなり空いた…;』
「おいおいここって…。」
恋次が呆れ顔でルキアを見ている
「私の配属している護挺十三隊十三番隊だ。」