復活夢

□笑顔が見てみたい
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超過去作品



キーンコーンカーンコーン

ガヤガヤガヤ

今はお昼ご飯を食べる時間。
皆友達の所へ行って、おしゃべりしながら楽しそうに食べて居る。
でも、最近綺麗な景色が見える場所先週見つけちゃったww


今日もその素敵な場所に行こうかと歩きだそうとした。
そんな時、誰かが声をかけた。


「ねー、なつめ〜一緒にご飯食べようよー♪」

一緒にご飯を食べようと、友達が私の周りに集まって来る。
一瞬で自分の周りが人だらけだ。


ぁ、ごめ〜ん今日も一緒に食べられない……ごめんね??』

謝る。
謝ると、こう言って来た。


「え。またー??」
「なつめちゃん最近多いよねぇ…」
「男でも、できたか?」

皆、口々に何か言っている。
別に男ができたわけじゃない。
男ができたらもっとはしゃぎますから。

そんな事よりも、早くあの場所へ行きたい。
ただそれだけしか想い浮かばなかった。


「ぁはは、ホントごめんね??じゃ、また後でーー。」

そう言って…、
お気に入りの場所へ走って行く。
階段も、一気に

屋上に付くとそこには青空と、小鳥の囀り。綺麗な花達がなつめを迎えてくれた。

ちゅんちゅん
今日もとても気持ち良い。
お弁当を広げ、中身を口にする。


『よし、今日も一応美味しく出来たぞ。』

卵焼きを食べ、もう一つ食べようかなとした時、誰かが屋上へやってきた。

ガチャリと音がする。
条件反射で、ぱっと扉の方を見てみる。


「へぇ何それ、君の手作り??」


やってきた彼は風紀委員長の雲雀恭弥。
皆の恐れる存在だ。
でもなつめは、何も怖さなんて感じないのだ。

何処か優しそうで……。
そう友達に云ったら、おかしいと云われた。
人を勝手に決める人のがおかしいだろと思う。


『雲雀…さん??はい、そうです。なつめの手作りですよ。』
なつめはそう言うとニコッと笑った。


「……へぇ、なかなかやるね、君。見た目は。」

そうですか??…味の方も一応保障は出来ますよ。』


ちょっと頬を膨らませて云う。、
すると思いもよらぬ言葉が返ってきた。


「へぇ…じゃあ明日から、僕に作って来てよ。」

『は??あ、良いですよ…?そう言えば雲雀さん、お昼ご飯は、食べないの??時間、無くなっちゃいますよ〜』


タコさんウインナーを咥え雲雀に話し掛ける。
雲雀はふふっと笑った。


あ、かっこいい。
そして、なつめに近づいた。

「時間ならたっぷりあるよそれに、もう食べて来たし。…でも、これは一つもらうよ。」


なつめは一瞬何の事だか理解ができなかった。

が、直ぐに分かった。

気がつくと、目の前にはドアップの雲雀の顔が


そして、唇どうしが重なり咥えていたウインナーは、
雲雀の口の中へと消えて行った。


緊張して、硬直していたらすぐに唇は離れた


………


「ふん、確かに不味くはないねただ、少し味が薄いけど。」

『へ??あ………//』


それはなつめにとって
ファーストキスだったのだ。


『明日は味付けを頑張りなよ。』

いつもの表情で、クールに言ってくれてる。
それでもまだ、

なつめは固まったままだ。
だって、あの雲雀さんに、キス、されて…。


「よし、高坂なつめだね覚えたよ。
そんな事より、君、いつまで固まってるの??
もしかして、僕が初めてだった…とか??」



図星だから、
何も言えなくて。



『ぃゃ…その…………。』
「何??その表情。図星だったんだ?」

とにかく話を逸らそう。
そう思い、必死に考えた末思い着いた
。話題が…………これだ。


『め、メアド交換しない??』


一瞬空気は寒くなった。
殺される。そう思ったが、それは彼につぼったようで。


「クスッ君、面白いね…良いよ教えてあげるアドレスは…。」

そこまで云うとチャイムがなってしまった


「ぁー、ま、いいや。
アドレス、此所に書いてあるから保健室ででも打ちなよ。」


そう言うと彼は、自分に紙切れを渡してくれた。


なんで準備してあるの?


そう思ったことは云わないでおこう。


「じゃあまた明日。」

彼は、そう言うと屋上からでていってしまった。


『ま、良いか。今日は授業サボろ…。』
そう言い、寝転がり
さっきもらったアドレスを登録した。

名前:雲雀恭弥
読み:ヒバリキョウヤ
電話:69182759
アドス:hibari.overthetonfer@softbank.ne.jp



なんか……………
すごいな。ぅん。



よし、メールでもしますか。




―――――――――――
送信BOX:

→雲雀恭弥
件名:初めーる♪

本文:こんにちは雲雀さん
なつめですよ∀
取り敢えずメールしてみました♪

雲雀さんは、よく屋上に行くんですか??

―――――――――――




これでよし、、、と
よし、寝ますかね。
その瞬間、ケータイが鳴った。
メール受信。早っっ





―――――――――――
受信BOX
RE:初めーる♪

うん。
明日、弁当よろしくね。

―――――――――――





……………虚しい……。
雲雀さん文字数少ないよ……。
極限に少ない……。
ぅん………。





―――――――――――
RE:RE:初めーる♪

そうですか...雲雀さんは、
普段もこんなに文字数が少ないんですか??  
―――――――――――






雲雀

うん。
君だって少ないじゃん。

―――――――――――






…空しいな
まぁ、いいや今日はもうめんどいし学校を早退しよう。

学校を出て、ちょっとするとうしろから、声がした。


「ちょっと、君まだ授業は終わってないよ。なのに何で帰ろうとしてるんだい??」

ビクッ

あ、ヤバイばれたここは逃げるが勝ちだよね…。


「Σあ、ちょっと待ちなよ!」

『待てと言って待つ人は居ませ〜ん!!!』
なつめは必至で全力疾走している


カチャリ


「ねぇ君、この僕から逃げられるとでも思っているの??」

なつめの首元には、トンファーが押さえつけられてる。
なつめはびびっています。


「…で、何でこんな所に居るの??」

『ぃゃ、ぇと…早退しました。』

「なら何で逃げるの??」

『つ…捕まると怖いから…。』

「へぇ、捕まったらまずいことでもしたのかい??」



ぎくっっ








…雲雀さん、強いorz
そしてもの凄く鋭い…。


『すみません。サボりました。』

うわ、なんかガチでこわいし…。
てか、反応なしっすか??
何かいってよ…。


「正直にいえば僕のトンファーの餌食には、ならないから。今みたいにちゃんと言うんだよ
じゃぁ、また明日。」


あれ、説教がない…??


『へ??それだけ…ですか??』

「何??なんかしてほしいの?あぁ、明日 弁当よろしく。」

『いや、そうじゃなくt「何。」いえ、なんでもありません…。』


そういうと、後ろを向いて
軽く手を振って学校へ戻っていってしまった。

家に着いて、ベットの上に寝転がって本を読むとだんだんうとうとしてきた。
なつめは、着替えぬまま眠ってしまう。



朝おきて、
弁当を二人分作って家を出た。

はやく雲雀に食べてもらいたい。
学校の門の前まで来ると
雲雀さんが自分の前までやってきた。


『おはようございます雲雀さん。』

「ん、おはようなつめ弁当、作ってきてくれた??」

『はい、頑張りましたよw』

「へぇ…それは昼が楽しみだな。じゃ、もうクラスへ行っておいで早くしないと遅刻とするよ。」

『え、いやですよじゃまた後で。雲雀さん。』


軽く会釈して教室まで向かった。

.




昼(早いとか云わない



『雲雀さんー、お昼持って来ましたよー居ないんですかー??』

「やっと来た。待ちくたびれたよ。」


急に声をかけられ少しびっくりしてしまった。
振り返り、持ってきた弁当を一つ雲雀に渡し、その場に座った。


『はい、どうぞ食べてください 頑張りましたから。』

そう言われ、雲雀は包みを開け昨日口移しでもらった、ウインナーを口に含んだ。


「うん、美味しいね。昨日のより、上手くできてる。」


そりゃそうだ、
昨日雲雀に言われ味をちょっと濃くしたんだから。


『ホント!?よかった。頑張ったかいがあったよね、どんどん食べてください。』

「わかったよ。」


それから二人は、こういう日を繰り返しおくった。

そんなある日気付いた。
そういえば雲雀は、一度も笑ってない
笑った顔が、見てみたい。


「ん、美味しいね。」


今日も雲雀は言う。
なつめは疑問をぶつけてみた。


『ねえ、何で笑わないの??笑って見せて。笑った顔が、一番だよ。』



その瞬間



ニコッ

ちょっと変だったけど、すごくかっこよかった。


『ぁ…。』

「あまり笑うのは慣れてないんだ。あんまり請求しないでよ。」


笑ったその顔はなつめの心をとっきめかせた。


『ぁの、私…雲雀さんのことがすきです…。』


何て事を云ってるんだ!
アタマでそう思ってると、あり得ない言葉が掛かってきた。




「ワォ!奇遇僕も君の事がすきだよ。」



.





……うわあ…これは酷い

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