復活夢

□いえすさー
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俺の自慢の彼女から、夕方にメールが来た。
遠方に住んでいるからなかなか会えないから、何時もメールや電話で話してるんだけど。



受信メール       18:54
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 2011/11/14/16:27
fm なつめ
sub いえすさー!(いえっさー)
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へい豊永さまこんにちわぁあ
なつめですよ
実は今日おかーさまと喧嘩、
しちゃいましてね、家出しまし
た!
で、今何処に居ると思います?
実は東京に舞い戻ってきました

で、此処何処?
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こんなふざけたメールがあると思うか?
しかも、今もうすぐ7時になろうとしてますけど!!?
今電話したらたまたま偶然あいてが今待ってる場所が駅だったから電車に乗って今駅についたまでだ。

キョロキョロと回りを見渡して探す。
相手は、噴水がある時計の下でスカートなのに体操座りで顔を埋めていた。


ん?オイ待てパンツ見えてんだよ!



「なつめ!!ごめん」



全力疾走で向かえばなつめの前に立って腕を引く。
立ち上がらせればスカートが少し乱れていたから直してあげた。



「下着、見えてた」

「Σ」



小さな声で相手に伝えれば、相手を見つめる。
恥ずかしそうにしながらこちらを眺めるなつめの頭を撫でてやれば、嬉しそうにしていた。



「で、何で東京来たの?」



訊けばお母さんと喧嘩した事が告げられる。
いや、それはさっきのメールで分かってるからと云えば、嗚呼と俯いてしまった。



「……最近あってないし、未だ好きでいてくれてるのかな、って、」

「えー…。」



そんなことで此処まで……。
愛って、凄いな。

そういえば、前なつめは、女の子のメールもラジオで読むのは抵抗があって訊いてない、って云ってたし。



「なつめ、これから俺が訊く事は全てイエッサーで答えて」

「何ですか急に…」

「いいから、分かった?」

「え…うん、いえすさー」



前にノブと一緒にやったあの遊び(塚罰ゲーム)をやる事にした。
相手ははいとしか云えない。
ノブ面白かったなぁ……。



「お母さんと喧嘩した?」

「イエッサー!!」

「お母さん好き?」

「ノウサア!」

「何だノウサアて!!!?」



イエッサーしか駄目云うたやんけ!
塚ノウサアなんて言葉あるのか!!?



「だから、イエッサーしか駄目だって」

「えー」



不服そうに頬を膨らませてこちらを上目遣いで見つめて来る相手を見れば、額をぺちんと軽くはたく。
おぶッだなんて奇声を放った相手を座らせて自分も隣りに座れば、もう一度問い掛けた。



「お母さん好き?」

「う…い、い…いえすさー…」

「俺の事好き?」

「イエッサー!!!」

「俺も好きだよ」

「いえすさー?」

「愛してる」

「い、イエッサー…//」

「俺はなつめが好きで、他の誰もいらない、なつめだけが欲しい…。分かる?」

「い、い…いえすさー……////」



相手が真っ赤になるのが良く分る。
まぁ当たり前か。
周りが何かとこちらを見たままに大好きだ愛してると云っているから。

恥ずかしくない筈がない。



「最後に、好きだって事伝わった?」

「イエッサー!!」

「じゃ、家に連絡させて、上手く女の友達装って暫く泊めてあげる」

「イエッサーわぁい!豊永さま大好きッ!」



勢い良く抱き付いて来る相手を、力強く抱き締めてやった。











「じゃあ…今夜しようか、」

「いえ……だめッ!!!//////」







end.

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