短編小説

□早とちり
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「愛理!おはようー!」

「千聖!おはようw」


朝、登校していると後ろから千聖が愛理の肩をポンッと叩いて挨拶をしてくれた


愛理は千聖に密かに想いを寄せている


「愛理!」


千聖はいきなり真剣な表情で愛理の両肩に手をおいた


「なっなに!?」


愛理の心臓はドキドキとうるさい


「大事な話が……実は……お金忘れちゃった」

「……へ?」


いきなり意味のわからない事を言い出した


愛理はガクッとずっこけそうになった


「いやー…今日お弁当なくて食堂なんだけどお金忘れちゃってw貸して?w」

「………」

「あれ?愛理?」

「あ…うん…いいよ」


愛理は少し何かを期待していたので脱力感を感じていた


「やった!じゃあ今日お昼ご飯いっしょに食べよ!愛理のクラスまで迎え行くから!」

「えっ?///」


千聖のいきなりの誘いに愛理の頬は少し赤く染まった


「だめ?」


千聖は愛理の顔を覗き込んだ


「…ううん!」


愛理は下を向いて顔を赤くしながら首を横に振った


「よっし!約束ね!」


千聖は愛理の頭にポンッと手を置いて笑った


愛理は目を細めて笑った


やった…///


千聖とお昼一緒だ///


愛理は小さな幸せを感じていた















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