短編小説
□Sな彼
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「はぁ…はぁ…」
ももは走っていた
あの部屋に…
ガラッ
「……二分十三秒の遅刻ですね」
「…だって…」
そう、生徒会室だ。
「もしかしてまた残されたんですか?」
「う、うん…」
「なんで?」
「…小テスト、合格点にいかなかったから…」
「あんだけ僕が教えましたよね?なのに解けなかったんですか?」
「うっ…」
確かに教えてもらいましたよ…
セクハラされながらね…
「お仕置き、ですね」
「え!?」
「なにか問題でも?」
「いえ…」
そう
真野ちゃんは究極のドSなのです
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