企画小説
□５日 芥川慈郎
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「Zzz…」
「チッ…ったく、ジローはまた寝てやがんのか」
「皆から誕生日プレゼントもらってたさっきまでは完全に覚醒モードだったのにな」
「本当、調子のいい人ですね」
「ほんまやで…。ほらジロー、起きぃ」
「Zzz…」
「ジロー！」
「Zzz･･･」
「ジ「Zzz…」…。」
「まあまあ、いいじゃないですか皆さん。今日くらいゆっくりさせてあげても。ね、宍戸さん」
「こいつの場合は“今日くらい”じゃねぇけどな」
「Zzz…」
｢｢｢｢｢｢｢……｣｣｣｣｣｣｣
「Zzz…んー、羊ぃ」
「…っぷ、なんだよ羊って」
「肉。…Zzz」
｢｢｢｢｢｢｢…え？｣｣｣｣｣｣｣
「Zzz…」
「…ラム肉…ってことですかね」
「ふれんなよ。皆心の中でつっこんでたんだから」
「すいません。気になったもんでつい」
「少しだけかわいいと思ってしまったさっきの俺をぶん殴ってやりたい」
「俺も」
「Zzz…」
「ってか周りでこんなに騒がれてんのによく寝てられんなこいつ」
「まあジローだしな」
「ジローだからな」
「(理由になってねえし)」
「…しゃーねぇ、今日はゆっくりさせてやるとするか」
「そうですね」
「せやな」
５/５ Happybirthday 芥川慈郎