短編

きみは空とつながる
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ドンドンドン!




「いつになったら俺と会ってくれるのだ!おーい銀時ぃぃここを開けてくれ〜」




ドンドドンドンドンドドンドンドドンッドン



「…銀さん、早くどうにかしてくださいよ。ドンドンドンこんな取り立てみたいなこといつまでさせる気ですか。若干叩く音も変えてきてるし」

「ホントネ。マダオのくせにチジョのモツレなんていい迷惑ヨそのままモツレて共倒れになれヨ」

ジロッと新八と神楽に白い目を向けられる。

俺だってどうにかしてもらいてぇよ!ストーカー被害で武装警察24時に電話しようかなァああでもそれじゃアイツ捕まる…って別にいいじゃんストーカーなんだもんテロリストだもん捕まったって!でもォォォォ!!!


「…葛藤してますね」

「男のくせに面倒くせーアルな。ほらよっと」



ガラリ。



「ぎんっ…リーダーァァァ!!」

「ばっかお前…!」

「オラヨ。好きなだけ話し合えばいいアル。新八ィ定晴の散歩に行くネ〜」

「あっ!ちょ、かぐらちゃ…!首!首絞まってるゥゥゥ」


…ガキが無駄に気ぃ使ってんじゃねーよ。


二人きりになってしまったこの空気がとても重い。
どうしよう。
ものっそ逃げてぇ…


「えーっと」


「貴様。なんで俺を避ける?何か気に触ることでもしたか?」


「いや、その…」


「こっちを見てくれ」


「…や、ちょっと…」


「銀時!!」


桂は俺の頬を掴み、ぐいっと自分の方へ向かせる。


「何かあるなら言ってくれ。それとも…嫌いになってしまったのか…?」


悲しそうに、寂しそうに呟き俺に問う。


「…高杉が忘れられないのか」

「いや、それはもう」

「じゃあどうして」



…あーもう!


んな悲しそうな顔すんなよ。
全然違うんだって。
俺はただ


「見れねぇんだよ」

「何が?」

「てめぇをだよコノヤロー!!」

「???」




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