記念小説

今年もサンタがやってきた
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「万事屋。俺はこんなものもらい野郎とは違う。お前に今一番ふさわしい物を持ってきた」

「んじゃ土方くん、その袋から出してみろ」


てれってってれー


「土銀同人誌ー!」


「…は?」


同人誌ってなんだ?つーか土銀って名前からして嫌な予感しかしねーんだけど。

「まぁ読んでくれよ。ちなみに俺の冬コミ新刊だ」

「ふ、冬コミ…?つかこれテメェ書いたのか?スゲェなトッシーみてぇ。いつの間にオタクになったんだ」

「いやーなぜかあれからアニメとか好きになってよ。コミケっていう聖地を知り俺のこの思いをぶつけたくなって作ってみた」

「俺マンガには厳しいからね。バクマン。でも言ってたけど面白くなかったらはっきり言うからね」

パラパラページを捲っていくとなぜか俺…俺だよなこれ。土方に片想いをしていた。
勇気を出して告白、そして付き合い、初エッチ…

「なんつーもん描いてんだテメェはァァァァ!!」

「うわ!テメ、破んなァァ!俺の愛の結晶があああああ!」

「キッショ!しかもなんで俺ヤられてんのォォ!?」

「土銀だから。銀土とかありえねーだろ」

「テメェの脳内がありえねーよ死ねよマジで」

「ククッ、銀時ィ。俺のはこれだ」

「うわ、ビックリした。すっかり高杉の存在忘れてた」

袋から俺に差し出した物。
それは





「俺の冬コミ新刊、高銀R18」






コイツもかァァァァァァ!!!




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