短編
□溺愛ロジック
1ページ/1ページ
「いつかお前のこと殺しちまうかもしんねぇ」
絶頂を迎え俺を抱き締めながら耳元で囁く。
「ずっと俺の物にしてぇ…誰にも見せたくねぇし俺を憎んででもお前の中を独占してぇんだ……」
ギュッと強く、苦しそうな声で、
「…別にいいよ」
高杉になら殺されてもいい。
一番になれるならこんな世界に居なくてもいい。
高杉だけが俺を求めてくれるから
必要としてくれる
存在理由が
ここに居ていいんだって思える
「銀時…好きだぜ」
甘く甘く、低い声が耳を掠める
胸がズクン、と疼く
もっと俺を満たして
殺されてもいいから
こんなこと本気で思うなんて俺はどうかしてる…
end
酔狂な二人