記念小説
□ダーリンは変態テロリスト
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さて、問題です
これは現実でしょうか
それとも夢でしょうか
そんな問いかけをされたら間髪置かず夢だと言いたい。
でも、心も、体も、頭も、なにもかもが焼けるくらいに熱いんだ
じゃあきっと、これは現実?
夢だったらこんなに熱さが伝わらないもん
汗が流れないもん
こんな興奮する匂い、
わからないもの。
「大丈夫か銀時」
ぺしぺしと頬を叩かれて薄く目を開くと心配そうに俺の顔を覗くヅラがいた。
「………やっぱ夢?」
「何を言っているのだ。貴様、今しがた意識が飛んでたぞ」
「あー…思い出した。このダルさ、完全に現実だわ」
よいしょ、と体を起こすと下半身に違和感を感じて下を見た。