記念小説
□今年もサンタがやってきた
1ページ/3ページ
おいテメェ、今年も懲りずに来やがったな!?指名手配かかってんの知らねーとは言わせねーぞ
ウルセェ幕府の犬が吠えんじゃねェよ。
つーか起きちまうだろ
何自分正当化しようとしてんの!?てかカブってんですけど!それ脱いでトナカイ着ろ
テメェが着ろ。つか帰れ
ハァァァァァ!!?マジ逮捕で処刑だコノヤロォォォ!!!
「…人の枕元でギャーギャーうるさいんですよコノヤロー」
なんだろうなぁ、デジャブかこれ。
サンタの格好をした大人が二人見える…サンタってプレゼント渡す相手ブッキングしたりすんの?てか確か去年もこうだったような気がするんですが。
「…夢か」
まぶたを閉じるとゴソゴソ布団に入ってくる感覚。
「…おーいなにやってんのかな?」
「テメェは入ってくんじゃねーよ」
「テメェこそ入んな。銀時が汚れんだろォが」
「二人ともちょっとそこ座りなさいよ!」
渋々座る高杉と土方はもはやバカとしか思えない。
というか真性のバカ。
鬼兵隊総監と真選組鬼の副長がクリスなんちゃらで浮かれやがって人の睡眠妨害までして全くもって迷惑だ!!
「えー去年もこのような事がありましたね。またいかがわしい物体を持ってきたのか?性夜ってか?どこぞのロン毛テロリストと同じ脳内じゃねーかバカヤロー!!」
「落ち着け銀時。ヅラなんかと一緒にすんな、今夜の俺は一味違うぜ」
「喋りがバカ杉だもんな。ツラいいのにほんと残念だよ…性格が」