お題お話

初めての秘密
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「銀時ー?」



中に居ないとなると今度は外に出て、きょろきょろ辺りを見て探す。

「あほーばかーテンパー」

…いねーなあ。一体アイツはどこに行ったんだ。


少し歩くと木陰に銀色が光に当たってキラキラ光る。


「おい銀時…って寝て、る…」


刀を抱きながらすやすや眠る銀時を見てはぁ、とため息を吐いた。


呑気な奴…


ちょこんと前にしゃがみぺちぺち頬を叩いてみた。
それでも全く起きる気配がない。

「銀時ー昼飯だってよー?銀時ー」

「…すー…」

「バカ。起きろって」


ぺちぺちぺちぺち


「ん…せん、せ…」

「…先生じゃねーっつーの」

「……す、き…」

「…………」


イラッ。


「銀時」

「…すー…すー…」



起きねー。



何が先生だ。
人が必死に探してんのに先生?すき?
俺の気持ちも知らないでふざけんのも大概にしろ。



「…悪いのはおまえだから」





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