お題お話

ドS王子と甘党社長
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「旦那ァ、止めるなら今の内ですぜィ?」

どこか呆れた風にそう言うのは、真選組一番隊隊長・沖田総悟。

「これで逃げたら沖田くん、俺が死ぬまで嫌がらせするでしょ?」

答えたのは万事屋主・坂田銀時。

「いえ、末代まででさァ。俺をナメないでくだせェ」

「ほらぁ!それで何が止めるなら今、だ!!」

銀時は沖田の隊服の胸ぐらを掴み、

「ヤる気満々じやん!?銀さんにエッチな事する気満々じやん!?」

ガクガクと揺さぶった。

「旦那ァ、賭けに乗ったのアンタでしょうが」

「アーイーツーがーっ!空気読まないからァッ!なんで今日に限ってマヨネーズ買わねーんだッ!」

叫ぶ銀時に少々呆れながら、

「そもそも賭けを持ち出したのは旦那ですぜィ?土方さんがマヨネーズを買うか買わないか、なんてバカバカしい」

沖田は正論を真顔でぶつける。

「マヨネーズってフレーズ出したのはてめぇだろーがっ!」

「ハイハイ」

銀時の足に自分の足を引っ掛け、無駄に広いベッドに押し倒す。

「ここは大人しくヤられた方が男の面目が立つってもんでしょうが」

「違う、違う!それって俺の中の男の何かが崩れるゥ!」

「…………………」

ここまで来て拒絶を口にする銀時に、沖田は黙って――

ガチャン――

「!?」

銀時の両手首を頭上でまとめ、手錠で拘束した。

「何してんのぉーーーーッ!?手錠はこんな事に使うもんじゃねーだろーがッ!」

「諦めてくだせェ、旦那。何、怖いのは最初の内だけだって言いますぜィ?」

言って、銀時の文句ごと押さえ込む様に口付けた。







〜ドS王子と甘党社長〜






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