03/15の日記
14:53
無事解決?
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目の前に広がる光景は、見るも無惨にボロボロになった部屋と抜刀している二人。
思わず引き返したくなったが、新八に思いっきり睨まれた。
あーマジどうすんだコレ。何でもかんでも壊せばいいってモンじゃないでしょ君たち。
「まぁまぁ。そんな物騒なもんしまいなさいよ?怪我したら痛いぞ?血がブシャーって出るぞ?」
「ブッ殺す!」
「その言葉、そのままテメェに返すぜェ」
「あーそうシカトね、うん、わかったから。ね?そんな殺気だたないで、ね?ニロ飲む?いちご牛乳もあるけど………」
「銀時はテメェには渡さねー!話せば話すほど苛つく奴だぜ!!根本的にテメェとは合わねぇみてぇだな!」
「俺とテメェは次元が違ェんだよ。銀時とテメェも立場が違ェだろ。テメェじゃ銀時は幸せには出来ねー、失せろカスがァ」
「何だとォォォ!!?」
「はーい待った待った!!」
二人の間に入りパンパンと手を叩く。
「いーかぁーテメェら。話聞いてたら俺の銀時やら渡さないやら俺はどっちとも付き合ってないでしょ?俺の人権はないわけ?」
「じゃあどっちを選ぶんだよ!?」
「俺だよなぁ銀時ィ?」
「選ぶっつーか…とりあえず今日は土方と飯食う。約束してたし。分かったら高杉は何も言わずに帰れ、お前とはもう関係ねぇだろ」
「…だとよ」
カチン、と刀をしまうと土方は煙草に火をつける。
「チッ、仕方ねぇ…またな銀時」
外れた襖を踏みながら万事屋を後にする高杉の背中を見送ると「二度と来んな」と言う呟きが隣から聞こえた。
「万事屋、塩。塩持ってこい!」
「アンタもいい加減にしろよ。高杉はああ見えて昔はもうちっと素直な子だったんだから」
「アイツの話なんか興味ねぇな」
「ったく…」
はぁ、と溜め息をつくと周りを見渡して更にげっそりする。
この悲惨な現状、どうしようか…
「修理代は俺が出すから心配すんな。それよりあのノミ虫のせいで遅くなった飯でも食おうぜ?」
そう言うと土方は財布から札束を取り出し遠くにいた新八に渡し外にでる。
それを追うように俺も出ようとするとにっこり笑う新八に腕を捕まれた。
「銀さん、付き合うなら財力のある人がいいですよ☆」
…お前、目がドルマークになってんぞコノヤロー。
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