03/21の日記
13:48
銀ちゃんは幸せ?
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「ぎーんとーきくーん」
「きたきた!今日の土産はなんだぁ?」
「第一声にそれかよ!おかえりとかなんかあんだろ?」
「あー…。昨日ぶり?一昨日?よく毎日来んなあんた。リストラにでもあったかコノヤロー」
「失礼な。抜け出して来てんだよ…まぁ、いい。これ土産」
いつものように土産を手渡すと銀時は嬉しそうに受け取る。
「いつもありがとね」
にっこり、極上の笑顔で微笑まれると俺の顔は弛みっぱなしになる。
毎日少しの時間だとしてもこの笑顔が見たくて通ってるようなもんだ。
うん。今日も銀時は可愛いです(あれ、作文?)
「…なにアルかあのぴんくな空気のアレは」
ソファーに座り頬杖をつきながら冷やかな目で二人を見つめるチャイナ服を着た女の子。
「毎日毎日毎日毎日なんでマヨチンコがいるのヨ!?なんで銀ちゃん嬉しそうアル!?あああイライラするネェェェ!!」
「神楽ちゃん落ち着いて!ほら、銀さんが嬉しそうなのは土方さんにじゃなくて糖分が食べれるから」
新八の言葉なんか耳に入ってない神楽はガタン!と立ち上がりづかづかと土方の前に歩いていく。
「ヴォォイ!ニコチン野郎ォ!」
びしっ!と指を指す。
「テメー銀ちゃんに何用ネ。毎日毎日暇人かコラ」
「ああ?来ちゃ悪ィってのか?」
「はぁ?空気も読めないから新選組もリストラにあうネ」
「いやだからリストラじゃねーって」
「ちょっと新八っ」とコソコソ二人を傍観してるメガネに話しかける。
「フォローは?」
「したんですけど聞く耳持たずでして」
「お前も空気よめよ!これやばくね?いやな空気してるよこれ」
「そんなこと言われても…もうはっきり言った方がいいんじゃないですか?神楽ちゃんもわかってくれますよハハハ」
「ねぇ俺の目見て?現実逃避してんじゃねーよ!逃げるなら俺も連れてって!」
「だから俺と銀時は付き合ってんだよ」
「はぁぁぁ!?どーいうことネ!?」
うわー言っちゃったよコイツ
「銀ちゃんっ!?」
「はい!」
「それホント?」
「…はい」
「マジでか!!銀ちゃんはそれで幸せアル!?」
「…まぁ…一応」
「…そっか」
暴れると思ってた神楽は予想に反してしょんぼりとする。
「神楽?」
「…ちょっと定治の散歩いってくるヨ」
とぼとぼと万事屋を後にする神楽。
俺と新八は顔を見合わせた。
なんか、もっと、暴れたりするもんだと思ってたからこうあっさり認められると拍子抜けする。
「なんかマズイこと言ったか俺」
ポリポリと頭を書きながら土方は俺を見つめる。
まぁ、黙っててもいつかはわかることだし…
「いーや、いいよ。大丈夫だと思う」
「今日のとこは帰るが…なんかあったら連絡しろよ?」
「はいはい、またね副長さん」
さてと。
どーすっかなぁこれ、暴れてくれた方が対応しやすいものなんだけど。
「どうします?」
新八が心配そうに聞いてくる。
「まぁ、ちっと様子みてみるか」
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