03/24の日記
08:03
大丈夫だよ[最終回]
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「淋しい背中」
「…オメーかヨ」
くるりと振り返ったチャイナはまた前を見る。
巨大ペットを脇に座らせ、ボーッと川原に座っているのを発見。
したのはいいもののなんだか様子がおかしいようだ。
「どーしたんでィ。旦那とケンカでもしたか?」
よいしょ、と隣に座ると彼女はふるふると首を振る。
「アタシ銀ちゃんのこと大好きヨ」
「はぁ?恋煩い?」
「うっせーアル。ちょっと話付き合うネ」
手元にある草をぷちぷち抜きながらチャイナは話続ける。
「銀ちゃん幸せならいいこと。銀ちゃん幸せならアタシも嬉しいネ。…嬉しいんだけど…なんか…」
ぷちぷちぷち。
草はどんどん抜かれては、ぱらぱらと上から散らす。
やっぱり、どうも様子が変だ。旦那絡みなのは確かみてぇだけど…まさか、アイツか?
「土方のヤローが相手だからか?」
「知ってるアルか!?」
「まぁ。毎日こそこそ居なくなるもんで、山崎に調べさせたら旦那のとこに通ってるのが分かったんでさァ」
「マヨ野郎、毎日毎日来るアル。銀ちゃんも、初めはうっとおしそうだったけど最近は目に見えて嬉しそうネ」
「ふーん」
「銀ちゃん、幸せだって言ったアル。迷惑だとか言ったらマヨ野郎ボコってやろーと思ってたけど、違うかったヨ」
はぁ、とため息。
俺は「へぇ?」と言いながらごろんと草むらに寝転んだ。
「ちょ、オメー聞いてんのかヨ!?ってかアタシもなんでこんな奴に話なんか」
「アンタは多分、相手が土方じゃなくてもそうなってたと思うぜ」
「は?」
「アンタ、旦那が取られるのが嫌なんでさァ。他人に笑ってんのがムカつく、淋しいけどどうしたらいいのかわからねー、って」
「……」
「心配なさんな。旦那はチャイナのことが一番すきだから」
「…なんでテメーがそんなこと言うアル。そんなのわからないネ!」
「だって家族だろ?心配なら聞いてみなせェ。アタシと土方どっちがすき?ってね」
あははっと笑うと頬を膨らませながら俺の服の上にぱらぱらと草を撒き散らす。
「フン。そんなマダオっぽいこと聞けないネ!ばっかじゃないアルか!?」
「でも、ほら」
「オーイ神楽ぁー?」
「…銀ちゃん!」
遠くに見える旦那を発見すると一気に顔をほころばせる。
おーおー。
全く嬉しそうでさァ
「ったく、なかなか帰ってこねーから探しに来てやったぞ感謝しろぃ」
「アタシだっておこちゃまじゃないんだから大丈夫ネ!」
「はいはい。っと、沖田くん?なんで草まみれ?」
「ソコのいじけてた奴のせいでさァ」
「ばっ!サド野郎ォォ!!」
「なんか、色々ありがとね?」
「いーえ。むしろ土方を腑抜けにしてもらったほうがこっちも引きずり落としやすいんで頼みますぜィ」
俺はヒラヒラと手を振りながらアイマスクをつけた。
「じゃーな沖田くん。いくぞ」
「ハイヨー!」
二人の話し声が遠退き、サワサワと涼しい風か吹く。
ああ、ほんと。
いつも報われねーなァ俺は
旦那以上なんて、どうしたらなれっかなぁ…
「ねー銀ちゃん」
「ん?」
「あっ、あたったたたた」
「え?なに、北斗の拳ごっこしてーの?」
「違うヨ!アタシとっ!…マヨ…どっちが…〜っ!!やっぱなんでもないネ!」
「はぁぁ?バッカじゃねーの?」
「…なにヨー」
「そんなん、オメーらに決まってんだろォ?次に糖分な」
ぽんぽん、と頭を撫でるとにっと笑う。
「だから、心配するこたぁなんもねーし。な?」
「…ふへへへへっ」
大好きヨ銀ちゃん。
幸せを心から祝えるようになるヨ
だから、ずっとずっと、笑ってて欲しいネ
銀ちゃんの一番が違うくなっても、アタシの一番はずっと銀ちゃんだからネ
☆おわり☆
終わっとけ!もう無理だもん(本音がチラリ)
結局万事屋で終わるってね。あれ?土銀は…?
神楽ちゃんすきヨー///
えっと次から新しい話です(・∀・)ちまちま更新するんでお付き合いよろしくお願いしまっす!
☆コメント☆
[神那] 08-03 16:32 削除
総悟ォォォォォっ!神楽気づいてェ!総悟が逆に寂しいよォォォ!?
[銀桜] 03-21 12:57 削除
土銀←神←沖って
なんか切なくて
ほのぼので寂しくてみたいな感じで
好きなんですけど
最後は土銀&沖神に
なってほしいな
なんて思います
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