04/20の日記

07:14
パステル色の恋(君の〜銀時ver)
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目を覚ましたらバツが悪そうな顔をしてる土方が俺を見下ろしていた。


「よ、よぉ」


「……なんで君がいるの?あれ、ここどこだ」


キョロキョロと周りを見渡し体を起こすとズキン、と腰に痛みが走った。
ふと体を見ると点々と残る赤い鬱血。うっわー…なにコレ、キスマーク?

目の前にあるコンドームを見て、今の状況になった経緯の全てを思い出した。

「…なんか腰いてェ……つか、これ………あー…俺ら、ヤっちゃった?」

使用済みのゴムを指でつまみ土方を見た。


「テメェ何も覚えてねぇのか?」


覚えてるけど思わず「まぁな」とか言ってしまった。

「ヤっちゃったもんは仕方ねーって、なぁ?」


笑いながら言ったら更に眉をひそめる。

…気持ちわりぃか、やっぱ。
酔ってたからって男抱いちまったんだもんな、これが普通の反応だ。

いたたまれなくなった俺は脱ぎ捨てられた服を集め着ていくと逃げるように扉に手をかけた。


「待てよ!」


ぐっ、と肩を掴まれ「何も聞かねぇのか?」と問われる。

「何を?」

お前が俺を抱いた理由か?
そんなの酔ってたからだろ。いわゆる『過ち』ってやつ。
そしたら「…すまねぇ」と謝られた。

「酔った勢いで抱くとか最低だろう」

…最低だとか言うな。
俺はそんなこと言わせるために抱かれたんじゃない。そんなこと思わせるために組み敷かれたんじゃない。


「……万事屋、俺は」


「離せよ!」


言葉を遮り手を払って部屋を飛び出した。
ドアに寄りかかりそのままズルッと床に落ちる。



お前にとっては『過ち』でも俺にとっては『幸せ』なんだ




「テメェが……よ…」






届かない想いは



まるでパステル色のように



淡く  消えていく



☆コメント☆
[銀桜] 03-21 13:19 削除
銀ちゃん・・・(T^T)
土方視点も切ないですけど
銀時視点の方が切ないですぅ〜(TOT)

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