04/25の日記
21:54
銀時の不満 vol.1『とりあえず手を繋ごう』
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『とりあえず手を繋ごう』
「万事屋、待ったか?」
「い、いや」
「じゃあ行くか」
いつも通り並んで歩く。
3ヶ月経っても尚変わらないこの憎い距離!
今日で俺が縮めてやる!!
早速右手をそーっと伸ばしコイツの左手に触れそうな瞬間、その手は煙草へ伸びていく。
―――!
こ、のニコチン野郎がァァァ!しかもなんで左手で吸う!?嫌がらせか!?
舌打ちをすると土方の右隣へ回る。
「ん?どうかしたか?」
「え?いやいやいや、俺右側じゃないと落ち着かなくって」
「あ?そうなのか?でも今までんなこと言ってなかったじゃねーか」
「そうなの!突発性なの!俺がそうだって言うからそうなんだよ!!」
「お…おう…?」
なんか疑われてるような気もするが、仕方ねぇ。
これもコイツと手を繋ぐため、キスするためだからな!!
再度そっと手を伸ばしあと5センチ…
もう少しあと少し…
やべー、ドキドキしてきた。コイツ俺から手ぇなんか繋いだら相当びっくりすんだろーな
あともうちょっ…
「――!!!」
手ェしまいやがったああああ!!?
マジでかアアア!!!バカのくせになんか察しちゃった的な!?感じちゃった的な!?
つかそんなに嫌か!
テメェは俺と手ぇ繋ぐのがそんなに嫌かァァァ!!
「それでー…って、オイどうした急に立ち止まって」
…俺だって頑張ったさ。
ただ報われないだけでスゲー頑張ったと思うよ。
「万事屋?」
てゆーかなんでコイツのせいで銀さんやられた気分にならなきゃいけないわけ?今時小学生でもすぐ繋ぐっつーの!どこの奥手なガキ大将だ!!
土方なんか…土方なんか……っ
「チンカス以下だコノヤロォォォ!!!」
「チ…!?万事屋ぁ!?」
「ヘタレマヨチンコハゲェェェェ!!!」
「お、おい!どこに行くっ!?」
あっという間に姿見えなくなり、銀時が走っていった後ろ姿をただぽかんと見つめていた。
「…なぜ…チンカス………」
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☆コメント☆
[ミト] 10-07 19:25 削除
かわいいです(゜ω゜)
はやく初夜読みたいです!
がんばれ銀ちゃん、土方くん!
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