04/27の日記

20:00
銀時の不満 vol.2『がんばれ土方くん
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『がんばれ土方くん』





「やだもう!銀さんもう無理だから!!もう無理だからァァ!!」



「…旦那、何かあったらなぜいつも俺のとこに来るんですかねィ?」

「だってグチ…話聞いてくれる奴いねーし信悟くんチンカスと同じ職場でしょ?どうにかしてよアイツ!」

「だから総悟ですって。てかグチって言いましたよね今。それで、その調子だとダメだったんですかィ」

「まぁな!手も繋げねーよ!アイツモテるんじゃなかったか?見た目だけのバカ?バカなの?追っても来ねーよ!」

「バカでさァ。俺だったらすぐ旦那と手繋ぎますぜ?」

「だよねだよねー?いっそのこと別れよっかなぁ〜こんなんじゃ俺のこと好きなのかもわかんねーし」


はぁ、とため息をつくと沖田の目がキラリと光った。


「別れちまったほうがいいですって!マヨネーズ野郎以外にいい人なんかごまんと居まさァ。むしろなんで土方さん?みたいな」

「うーん…俺、アイツのどこが良かったんだろうね…」


銀時の気持ちがぐらついてるのが分かるとあとひと押しとばかりにけしかけていく。


「もしかしたら案外近くにいい人が居るかもしれませんしねィ」

「近く?」

「ここに「総悟ォォォォ!!!」

「げ、この耳障りな声は」


パトカーで現れた土方を見て顔色一つ変えない沖田は片手を上げた。


「よォ土方さん。どうしたんでィそんな怖い顔して」

「どうしたじゃねーだろォォ!!なに勤務中に団子屋でサボってやがんだ!しかも万事屋と!」

「俺はただ旦那の相談を聞いてただけですぜィ」

「相談だァ!?オイ!テメェも相談なら俺にしろよ何でコイツなんかに話やがる!」

「はぁぁ!?アンタに相談出来ることならとっくにしてるわァァ!バッカじゃないのぉ?」

「ハァァァ!!?大体テメェ昨日勝手に帰りやがってなんだっつーんだ!」

「そっちだって追ってこなかっただろ!?追う程でもねーんだろ俺は!!」

「あれから急な仕事が入ったんだよ!俺だって気になって仕事どころじゃなかったんだぜ!?」

「ハイハイハイハイいつもいつも俺より仕事だもんね副長様々だものね!」

「あのなァァァ」



ピピーッ!



「すとーっぷ」


ホイッスルを吹きながら止まらない言い合いをする二人の間に割って入る。
端から銀時の味方、沖田はくるりと土方の方を向いた。


「今回は土方さんが全面的に悪いですぜ。旦那も頑張ってんのに何もわかってねーなんていい加減にしやがれィ」

「あぁ!?それはどーいう」


言い終わる前に「旦那」と顔を上げさせた所に覆い被さる。


「沖田く「しっ、静かに」


ポロリと口から煙草が地面へ落ちる。

土方から見たらまるで二人はキスをしているように見え、呆然とその光景を見ていた。



「…俺の方が旦那を満足させてあげれまさァ」



ゆっくりと振り返りニヤリと微笑む。



「テ…テメェェ!!!銀時は俺のもんだァァァァ!!」



刀を引き抜くと沖田に襲いかかるがそれをヒラリとかわしていく。


「だそうですぜィ旦那ァ!!」

「だからなんだっつー…え?」

土方はあり得ないぐらい顔を真っ赤にした銀時が視界の端に捉えた。

「よ、万事屋?」

「は………初めて言われたそんなこと…てか銀時って!ちょ、照れるじゃねーのォォォ!!!」

「ええっ!?」

「じゃああとは二人でごゆっくりどーぞ。山崎早く出せィ」


パトカーに乗り込むと沖田はさっさと行ってしまい取り残された二人



これからまた修羅場になるのかそれとも…





Next『キスしてよ』



☆コメント☆
[高杉未来] 03-10 06:35 削除
この話好きですっ!!銀たんも可愛いけど、いつでも銀たんの味方をしてくれる、沖田くんに胸キュンLOVEです毘
これからも応援してます(^o^)/

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