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ルルーシュをソファーの上に降ろし、スザクはその柔らかい胸にふわりと顔を埋めた。

「はぁ……幸せ」

スザクは、緩みきった状態で満足そうに呟く。

そんなスザクに、怒りたいような、愛しいような、恥ずかしいような変な感覚を覚えて、ルルーシュは戸惑った。

おまけに鼓動まで速くなってくる。

「もう…ばか…っ」

ルルーシュは照れ隠しの様に言うと、奥の方からはドキドキがじわりと滲み、先端は既に感じ易くなって尖る自分の胸に、力任せにスザクの顔を押し当てた。

「うわ…っ!!」

…ルルーシュ、これはもしかして攻撃してるつもりなのかな…!?

スザクはぐりぐりと遠慮なく押し当てられる至極柔らかい海で、鼻血寸前になりながら、無自覚は罪だと心の中で呟いた。

膨らみを柔らかく揉むとルルーシュの肩がびくっと跳ねて力が緩んだので、その隙に顔をを離す。

スザクは服を捲り上げた。

直ぐに熟れた果実の様なそれが露になり、ルルーシュの頬がほんのりと染まる。

クリームの様に白く滑らかな膨らみに浮かぶピンク色は、何とも可愛らしい。

「尖ってる…可愛い。それにすごく…美味しそう」

スザクはそう呟くや否やルルーシュの先端で早く触られることを期待する乳首にちゅるりと吸い付いた。

「あ…っあ…んん…っ」

ルルーシュは身体を震わせて堪らなく甘い声を上げる。

スザクの唇や、舌の熱さや柔らかさ、少しだけざらついていると分かる感触が、極めて敏感なところを籠絡するように動く。

「ん…ゃぁ…美味しそ…て…食べちゃぁ……はぅっ」

まるで本当に味わっているようなスザクの愛撫に、ルルーシュは目に涙をいっぱいに溜め、ほとんど泣き声で訴える。

が、それは悲しい訳でも辛い訳でも無い。

その表情はとろとろにとろけている。

「今日はいつもより感度がいいね…。あ、そうか、僕が帰る前からずっとお預けだったから…」

スザクはその大きな手を以てしてもまだ零れ落ちるルルーシュの胸を堪能するように揉みしだく。

「ふ…ふあぁ…っ」

「我慢したんだ?僕にして欲しかった?」

ルルーシュは問われて恥ずかし気に口を開いた。

「だって…スザク…じゃないと…っ、自分でしても…こんな………き…きもち、…よく……っなんない、と思っ…ぁあっん」

「ルルーシュ可愛い…っ!」

スザクは俄然大きな愛を込めてルルーシュの豊潤な胸を可愛がる。

「ふ…っやあぁ…っ」

片方は、唇と舌で乳首を柔らかくしごき、もう片方は全体をふるふると小刻みに震わせながら、先端を指でくりくりと弄くる。

「あ…あぁんっ…んやあぁ…っ」

既にルルーシュの甘い泣き声は憚ることなく放たれていた。

余りの可愛い声にスザクがその唇に触れると、ルルーシュはもっと欲しがるように小さく吸ってきた。

不意討ちの攻撃に、スザクの心臓が一際高く鼓動した。

…反則だろ、それは…!



スザクが愛し尽くした乳房は、しどけなく左右に広がって撓み、ルルーシュの粗い呼吸に合わせて上下していた。

先端は一層熟れて紅く染まり、濡れて艶々と光っている。

「…先っぽ…じんじんする……」

ルルーシュはぼうっとした顔でそう呟き、乳房が大きい為、胴体から少し隔たった場所にある先端に手をやった。

「ん…っ」

自分の指先が触れ、喉を鳴らす。

黙って見ていたスザクが小さく息だけで笑った。

そしてルルーシュの頬や首、腕と様々な場所にキスを鏤めながらその服を脱がせ取り去る。

「…すごい、糸引いてる」

残る一枚の下着に手を掛けてスザクが呟いた。

因みにルルーシュの着ける下着は今日の純白レースも含め、殆どがスザクの趣味である。

まぁ、ルルーシュが着けたら何でもえろ可愛いんだけど。


身に付ける物を全て奪われて、ルルーシュは落ち着かない様子で視線を動かす。

既に数え切れない程身体を繋いだにも関わらず、ルルーシュは驚くようなところで恥ずかしがったりする。

まだ空も真っ暗ではない上、部屋の照明もしっかりと点けている為でもあるだろうが。

普段から営む間も照明は必ず点けることにしている。

スザクはルルーシュの顔や身体、反応も何一つ見逃したくないと強く主張し、ルルーシュもまた、明るい場所で全てを眺められるのはこの上もなく恥ずかしいが、逆にスザクが見えていないと不安になってしまうのだった。


スザクはルルーシュの太ももを掴んで、優しく指を食い込ませながら割り開いた。

脚の間から濡れた音がして、外気に、スザクの目に晒され、ルルーシュは真っ赤に染まった顔で目を伏せた。

スザクはその濡れた箇所の極近くに顔を持っていく。

「ルルーシュ、…すごいえっちな匂いがする」

「あ…っ!ぃやあぁ…ん」

余りの恥ずかしさにルルーシュが何か言いだす前にスザクはそこに舌を這わせたので、言葉は喘ぎへと変わって霧散した。

スザクの舌は割れ目を何度もなぞり、最も感じ易い粒を見つけては柔らかく擦った。

また、ルルーシュが余計感じるのを知っていて、わざといやらしい水音が立つように舌を動かす。

「ん…っんん…んあぁ…っ」

痺れるような深い快感が湧き上がり、高い声を上げながら脚をびくつかせる。

「ルルーシュの甘いのどんどん溢れてくるね。それにすごいひくひくして中見えちゃいそうだよ」

「ぃゃ…ぁ…」

羞恥を煽るような言葉を次々浴びせられ、ルルーシュは顔を反らしたまま手で覆った。

「…駄目だよ、ちゃんと僕にルルーシュの全部を見せて」

そう甘く囁いては優しく手を解き、そのままキスを落とす。

「……ずるい…」

「…嫌?」

「………や、…じゃない」

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