涙をひとつ

□あの夏の日に
1ページ/1ページ

遠くまで来た気がする。

ここはどこだろう?

体が嘘みたいに軽い。

ふわふわと、1枚の羽の様に何処まででも飛べそうだ。

でも頭が重くて、痛い。

そうして、

私は思い出す。

あの沢山の思い出と、最後の夏を。

『美鈴っ!』


お母さんの悲しそうな顔を…

私、ゴールしちゃったんだ。


だったら、ここは天国かな?

わかんないや。

にゃはは。

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ