1(ギョウ→アント)
チューリップの球根が腐ってしまったことで落ち込むアントキラー。
モギラとモゲラは、アントキラーが意外と繊細なことに意外さを感じていた。
2人がアントキラーのことを考えながら歩いていると、ギョウに会う。
「なんか暗い顔してるな、どうしたんだ?」と言うギョウに、2人は今のアントキラーのことを話す。
するとギョウは、「アントはそういう奴だよ。お前らもわかってやれ」のようなことを言って行ってしまう。
顔を見合わせるモギモゲ。
一方、ギョウは何かを考えこみながら歩いていた。
ふと、「仕方ねーなー、それじゃあ俺が元気づけに行ってやるか」とつぶやき、踵を返してアジトに向かうギョウ。
だが・・・
アジトに向かう途中の公園で、彼は意外な光景を目にしてしまった。
ウサコッツ「ねーねーアントキラー、さっきはどうしたのー??」
ネコ「ねえ大丈夫?アントキラー??」
P「〇◆□▲×○◇!!」
ヘルウルフ「アント、スキ」
アント「いや、本当になんでもないですって、兄さん達・・・」
アニソルに囲まれて笑顔を見せるアントキラー。
ギョウはしばらくそれを眺めていたが・・・
「ちっ、せっかくこの俺様が来てやったっていうのに〜〜なんでアイツあんなにモテるんだよ・・・」
とつぶやきながら、でもどこか嬉しそうに去っていくのだった。
2、モギモゲアント
その次の日。
アントキラーを心配していたモギラモゲラは、チューリップの鉢植えを買って持っていった。
だがすっかり回復していたアントキラーは、モギラ(モゲラだっけ?)に必殺技をお見舞いするという元気を見せる。
半ば呆れ半ば安心した2人だったが、せっかく買ってきたんだから・・・とチューリップの鉢植えをおずおずと差し出す。
だが、「バーカ!オメーらわかってなさすぎ!球根から育てることに意味があるんだよ!!」とさんざん怒鳴りつけられるハメに。
「すみませんでした・・・」と鉢植えを持って帰ろうとする2人に、ちょっと待てと言うアントキラー。
仕方ないからもらってやる、と。
「ありがとうございます!」と逆にお礼を言ってしまった2人だった。
それから少したったある日。
2人が再びアントキラーの家を訪れると、アントキラーは慌てたように何かをさっと隠す。
「???」な2人に、可笑しくて可笑しくてたまらないといった様子のカーメンマンが、
「アントの奴、お前らからもらったチューリップ育てはじめてからすごく上機嫌でさ〜〜マジ見ててうけるわ〜」と、バラしてしまう。
珍しく慌てるアントキラー(笑)
少しじーんとくるモギラモゲラだった。